郡上おどりで踊られる曲は、「かわさき」、「春駒」、「三百」、「さわぎ」、「猫の子」、「げんげんばらばら」、「ヤッチク」、「甚句」、「古調かわさき」、「まつさか」の10曲。
それぞれの踊り方の動画を紹介したい。
ちなみに郡上おどりについては、こちらにまとめている。

かわさき

郡上おどりの顔とも言うべき曲。
「郡上の八幡出て行くときは雨も降らぬに袖しぼる」という美しい歌詞で始まる。
伊勢の川崎音頭が伝わったものだそうだ。


春駒

テンポが早く一番盛り上がる曲。
もともと「さば」という唄だったが、改称され、春駒となった。
「七両三分の春駒春駒」のお囃子は、「一銭五厘の焼きサバ焼きサバ」と唄っていたらしい。
盛り上がると、イッチョイッチョイッチョサー! という景気の良い掛け声が上がる。


三百

「小豆ょかすよにゴショゴショゴショと」という歌詞から、ゴショおどりとも呼ばれたりする。
郡上おどりの中では難しい部類の踊りで、二種類の似た振りが交互にくるので、ボーッと踊っているとすぐ間違ってしまう。


猫の子

猫を歌った唄。
昔の農家では収穫した作物を食べるネズミの駆除のために猫が飼われる事が多かったらしい。
しかしながらこの踊りで猫っぽい仕草をするのは不正解らしい。


げんげんばらばら

曲名にインパクトがあって格好いい。
略して「げんばら」と呼んだりするが、どういう意味かというと、片足とびのケンケンパの方言のようだ。


古調かわさき

最初に一回だけかかる曲で、「かわさき」の昔バージョン。
免状があまり出ない曲で、この曲の免状はレアもの。
昔の農耕の動きが踊りになっている。


さわぎ

元禄の頃に宴会の席で唄われていた唄が踊りとなったものらしい。

ヤッチク

ヤッチクは竹で出来た楽器の事らしい。
激しい曲の後に唄われることが多く、休憩の踊りとして扱われている気がする。


郡上甚句

相撲の所作が踊りに入っているユニークな曲。
低い姿勢で屈伸運動を繰り返す修行のような踊りをしている汗だくの人たちを見ながら踊るのが楽しい。

まつさか

最後に一回だけ唄われる曲。
これが始まると、あぁ、これで今日の踊りは終わりなんだなと、せつない気持ちになる。
手を広げるときに、しゃがむ人と立つ人が交互になる団体芸が最近見られるようになってきた。