福井県南越前町の栄泉寺で行われる「上野の盆踊り」。開催は毎年8月15日。
実はこの動画の同じ会場で僕も踊っていた。
会場の回りは田んぼが広がっているような場所なのだが、盆踊りの時間になると多くの人が集まり、非常に盛り上がっていた。現地の子供が楽しそうに声を出して踊っているのが印象的だった。
曲は「どどら踊り」「はねそ踊り」「伝助さん」「越中踊り」「追分」「草刈踊り」「千本搗き」など。全部で10曲くらいだろうか。
太鼓も楽器も一切なく、人の声だけで踊られる。
音頭取りの声と踊り子の返しで唄が紡がれていき、そのグルーブが心地よい。
曲の切れ間がなく、DJプレイみたいに曲と曲が連なる。曲が切り替わるときには、その前後の唄の中で唄が変わること、変わったことが唄われる。「次の踊りは何々〜」みたいな感じだ。休憩がなく、2時間半くらいノンストップで踊り続ける。
踊りはステップ系で、お尻をクイックイッと動かす、どことなくコミカルな印象の踊り。

動画の中で、笠をかぶってランニングシャツの上からミノを着た男性が、太い棒を引きずりながら通り過ぎるが、これは「ミノムシ」と呼ばれていて、輪を乱す人がいないように見張る役で、ずっと会場をウロウロしている。
子供の頃はこの「ミノムシ」が怖くて仕方なかったと、現地のおじさんが踊りながら話してくれた。

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福井県の文化財 上野の盆踊り